第3回 IT 創薬コンテスト「コンピュータで薬のタネを創る3」において、グランプリ(日本マイクロソフト賞)を受賞しました

オープン創薬コンテスト 第3回 IT 創薬コンテスト『コンピュータで薬のタネを創る3』 において、グランプリ(日本マイクロソフト賞)を受賞しました。

第1回、および、昨年度の第2回のコンテストでもグランプリを受賞したので、3年連続グランプリ受賞です。

今回のコンテストでは、Human NAD-dependent protein deacetylase sirtuin 1(Sirtuin 1)を標的蛋白質とし、この蛋白質の脱アセチル化を阻害する化合物の探索がテーマとなりましたが、ヒット化合物3件のうち、最も高活性なヒット化合物1件の予測に成功しました。

今回も前回と同様に Extreemely Randomized Tree を使った機械学習による予測法で実施しましたが、利用できる訓練データをなるべく増やすために、阻害活性の標準化(阻害率と IC50 の両方の実験値を同時に評価)をしたり、転移学習による類縁酵素データの利用法を考案しました。また、最終段階で、弊社製品の QEX Suite により薬らしさ評価を行い約 2% の候補を除外しました。

第3回 IT 創薬コンテスト:「コンピュータで薬のタネを創る3」結果 (IPAB)

今回、IPAB から頂いた賞状と盾